2008年12月31日

【緊急】TM終了の確定【速報】

謎の停電でサーバーが落ちてしまったらしい。故意によるシャットダウンでなかったことは、確かにその通りだった。
しかし、年内閉鎖を考えていたトーマスにとっては、これはこれで良いきっかけ。終了を決意したようです。
uhoさんがGoogle Talkで直接話を聞いてくれました。

ちなみにフォーラムはまだ生きています。
十分に偲んでください。
posted by Setsuna at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

俺がTMを見つけたときのこと

 個人的にインストールをするタイプのゲームは嫌いだった。レジストリが汚れるのが嫌だし、ものによってはアンインストールをしてもゴミファイルをそこここに取り残していくような挙動をしたりもする。それに大抵のものは重い。グラフィックとゲームの面白さにそれほど関係はないと思う。
 あるとき、フラッシュのゲームをグーグル先生で探していた。そのときに見つけたサイトが「FLASHの面白いゲームまとめリンク集」で、タンクマニアに出会った最初の日でもあった。昨晩tankmaniaで検索していて偶然見つけることができた。
 最初はえちぃゲームなんかをやっていたが、フラッシュゲームといえばレースゲームが好きで、車関係を総ざらいしてみていた。そこで見つけたのがタンクマニアだった。

 ログインして、ルールをしっかりよんで、まずアカウントを作った。その名前が当時使用していたハンドルネームであるところのSetsunaであった。リージョンはもちろんJP。
 はじめて参加したゲームはTP3だった。赤軍に生まれたと思う。生まれて直後、撃ち方がまずわからない。tでチャットがうてると書いてあるからチャットで聞く。おまえ自身をドラッグしろと言われた。その通りにすると弾が出た。あわてて近くの戦車を撃った。撃っても撃っても変化がない。3連続で当てた。相手は逃げているようだ。味方だった。お前はバカかと言われたが、戦車の色がチームを分けていることに気づいて、近くにいた敵をそいつと一緒に打った。
 それがはじめての記憶。

 当時はコンペティションに人なんかいなかった。カスタムでわずかに少人数戦やボムランドが立てられていて、他はメインで遊んでいる感じだった。
 そんな環境だった。
posted by Setsuna at 13:41| Comment(1) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

とうとうこの日が来た Just coming

winwinwin.PNG 実は最近ひそかに闘志を燃やしていた。
 私が参画する共同執筆ブログのなんとか人生組が原因だ。

 なんとか人生組は今年の9月にできたブログで、とあるゲーム仲間で一緒に記事を書いてみないか、カオスを作り出してみないか、そういったブログである。
 今一番累計での投稿数が多いのは私だ。たくさん書いて、たくさん書いて、ふと立ち止まって考えた。「私のこのブログへの貢献度はどのぐらいのものだろう。ひょっとしたら90%ぐらいは私の記事を目的になんとか人生組を訪れているのではないか?」そう考えて、一つの挑戦を企てたのである。


「打倒、なんとか人生組」



 なぜ打倒するのか。それはエゴのためである。圧倒的な貢献度を提供している人間が、ベクトルを変えてみる。どのような変化が起こるのか。もっともうれしい変化は、たった一人で荒波に立ち向かい、打ち勝つことだ。あると思います!
 なにで打倒するのか。それはアクセス数である。厳密にいえばユニークユーザーを増やしたかった。なんとか人生組は公募したタイトル画像がランダムで入れ替わって面白い。だから、みんなトップページを何度か更新するために、トップページの単純アクセス数がうなぎのぼりなのである。(画像中の48%とか60%はトップページのアクセス占有率を指す)当初コンテンツでの勝負となるとユニークユーザーだろうと考えたのだが、後述、これは杞憂に終わった。

 さてこの勝負、どうやって成し遂げるのか。やり方は簡単。あちらへの投稿を減らしこちらへの投稿を増やすことにした。もっとも、以前から私は、二つのブログを住み分けるために個人的にネタの色分けをしていて、その流儀からははずれないネタを考えて考えて、そして実行した。よってあちらにもそれなりのクオリティーの記事が以前のペースのまま投稿されている。
 この企画の主旨は、あちらのブログの主催者であるまつたけ氏にのみ告げ、うちうちに実施していた。


そして今日!


 画像の通り、ユニーク及びトータルのアクセス数でなんとか人生組をかわすことに成功した。

 目標を思い描き、実行する、そして達成する。まさに有言実行を絵に書いたような男。


 それもこれも、読者のおかげ!!!
 これからもみんなで一緒に、ナンキョクオキアミを崇めていきましょう!
posted by Setsuna at 04:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

【緊急】TM存続の可能性【速報】

onemotionにもつながらないから単純に回線の問題の可能性あり


toppage.PNG

posted by Setsuna at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TM終了のお知らせ

2008年12月30日10時22分に終わりました。

みなさんおつかれさまでした。

forum.JPG


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posted by Setsuna at 23:09| Comment(61) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TankMania閉鎖の経緯

知っている人は知っている。知らない人は、覚えてね。

トーマスサイドからタンクマニアの閉鎖の話が出たのは今年の10月22日、フォーラムへの投稿が最初だ。
「Tankmania and the shut down」と題された投稿は、タンクマニアにこれ以上時間を裂くことができないとの意思表示がされていた。

現在はトップページにも近々閉鎖することが書かれている。

恐らく年内に閉鎖するようだが、商業的なゲームでないためにそれほどきりのいいタイミングで終了するとは思えない。

さて、表題のTankMania閉鎖の経緯はというと、断片的な情報しか知らないが、日本人にとっては寝耳に水の話であると思う。
まずよくある誤解だが、アレルヤの荒らしやアタック、sakeの訴訟の話しは閉鎖とは直接的には関係ない。(ただし、アレルヤのみならずトーマスが荒らしとツール対策で時間を浪費したのは事実)

直接的な原因はフォーラムの使われ方にあった。
トーマスが想定していたこと以外の使われ方をしたということらしい。

トーマスはフォーラムでの話題は、BugFixやその他tankmaniaに関連する話題に限定したかったらしい。
ところが、tankmaniaはコミュニティーとして成長してしまったために、雑談のような投稿が相次ぐことになった。
そこでトーマスは発言の削除や、アカウントBANなどをしたようだ。正確にはトーマスと、そして共同運営者のKentだ。

この振る舞いが気に入らなかったのはATCという集団だ。AntiTerrorismCoalitionという実在する政治団体で、名前の通り反テロを目的に活動を行っている。反テロでピンと来る人もいるかもしれないが、ようするにアメリカの共和党よりの集団であるらしい。つまり、同時に反フセインであり、反ファシストである。
トーマスの行いをファシスト的であるとしてひと悶着あったらしい。
外人はMSNメッセンジャーでつながっていて、日本人の知らないレベルでの誹謗中傷が行われていた可能性もある。

ついでに、トーマスはスウェーデン人であり、スウェーデンは社会民主主義的な国家であるから、思想的にATCは受け入れられなかったために、態度が硬化したとも考えられる。恐らくこの類推は大きくはずれてはいないはずだ。
反ATCの姿勢を間接的に示すために、tankmaniaを閉鎖するという手段をとった可能性がある。
実際にonemotionは存続する。

トーマスは自宅サーバーであり、はらみさんはオンラインゲームの運営とただのwebサーバーでは負担の度合いが違うといっていたが、tankmaniaは自動再起動機能も搭載しているし、自宅サーバーを維持する労力が100だとすれば、付加的にtankmaniaを運営する労力は10程度ではないかと思う。つまり、たいした労力の違いではないと思うのだが、tankmaniaを閉鎖してonemotionは存続する。

ちなみに、以前の共同運営者はBigNoseであったことは周知されていると思うが、このBigNoseが運営を首になった理由も、フォーラムの運用方針であるらしい。


肉体的、金銭的な負担より、精神的、イデオロギー的な問題によってtankmaniaは閉鎖することになったと思われる。

それでも長い間TMを運営したトーマスは、やはり偉大な人物である。
posted by Setsuna at 18:14| Comment(2918) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

おとついの2on2大会のことについて

おとついの、といってもこの記事を書き終えるころには3日前の大会ということになろう。2分しかない。
さて、その2on2のTP1の大会のことについて、感想をいいたい。それから、TP1の戦術論的なところまで、申し上げたい。ホールドミータイ

1試合目は、相手が中途半端な位置取りをしていたために、まっちゃんと各個撃破をしてしまってフルボッコ。私が弾をバグキャッチして死んだ1dieが、相手の唯一の得点となった。

2試合目は、実は事前にはプレイスタイルの特性上二人で突っ込んでくるだろうから、待ち伏せようという作戦をとっさに考えていたのだが、二人で川あたりまで出てきたところで引き返して引きこもりを始めてしまった。
困ったから真ん中付近で私がうろうろして、まつたけくんが右方面から攻めていったのを恐らくフォローしつつ、タイミングを見て旗を持ち帰ったような気がする。
あんまり覚えてない。

3試合目は。実はちょっと前にウォッチをしていて、非常にギャップパスの練習をしているなあという感想を持ったために、フォーメーションを崩すような作戦を取る予定があった。
そして何となくまっちゃんと二人で上がると、たしか佐藤さんが突っ込んできてまっちゃんがそれに引き返して対応をしていた。青木さんは相手陣地でたたずんでいたため、無防備な佐藤さんを倒すために私も引き返してサンドイッチにした。
このやり方で佐藤さん青木さんを交互に撃破したが、1度旗パスを投げられ、それが通ってしまって確か6-5ぐらいで1点抜かされたように記憶している。
相手が引きこもったため、kill数で勝つことも十分に考えられたが、旗をとって勝とうと二人で話し合って、二人で突っ込んだ。一人倒す寸前ぐらいにまっちゃんが引き返して、倒して旗トライをしてちょっと歩いて、3歩先ほどを歩くまっちゃんに縦パスを通して持ち帰りとなった。
TP1ではかならずしも自陣と敵陣に一人ずついるというフォーメーションがすぐれているわけではなくて、このように二人で攻めて一人が引き返す、或いは一人が死ぬという方法で、流動的に分かれるということも考えることができる。

決勝。これも事前に試合をウォッチしていて、相手の射撃がとてもうまいということをみていて、ギャップパスも決められてしまいそうだし、1on1状態でも突破は難しいと判断した。
引きこもり作戦を取ってくることは分かっていたが、はじめから二人で敵陣に攻めることにした。これはよく使う戦法だが、1on1を2箇所でやらずに、数の優位性を意図的に作るようにポジション取りをするという方法で、1killを狙った。そうすると相手方の一人はこちら陣地へ攻め始める挙動を見せたため、追撃を狙うも、死んでしまって相手に先に1killを与えてしまった。
このときまっちゃんが緊張のせいか何のせいか、意図的な2対1によって追い込んだ相手の1killをもたもたしてしまったということもある。
これも含めて最終試合、まっちゃんは3回ほど大きなミスを犯していた。そのために、kill-dieの差でみるとそれほど現れていないが、心理的にはかなり押されている印象があった。
全試合旗をとって勝ちたいうという思いがあったために、このあとも攻め続けた。あるときmeとまっちゃんが相手陣地で戦っているとき相手のうち一人が、左側からこっそりこちら陣地を目指していた。そこでmeとまっちゃんで残りの一人を攻撃して、倒す寸前でmeが旗トライをしてそのまま歩いて持ち帰り体制に入った。まっちゃんが優勢のため、相手はこちらを追撃することはできない。先にこちら陣地を左側から狙っていたものは、meが真ん中から持ち帰ったために遠く、セーブは到底及ばなかった。このとき、記憶では20%優勢だった体力でまっちゃんは最終的には負けていたように思う。これが二つ目の大きなミスといえばミスだが、旗をとるという真の目的の影にはこのミスは打ち消すことができるというものだ。
2on2では、特にTP1では、裏からこっそりを狙ってしまうと、味方が不利にたたされる危険性が高く、そこが大人数戦とは大きく違う点であるといえる。

このようにして、全試合ダブルスコア以上かつ旗1本以上の持ち帰るという大差で優勝することができたmeとまっちゃんは、本当にSSSだなあ強いなあとおもいました。これからもがんばっていきたいとおもいます。
posted by Setsuna at 00:21| Comment(426) | TrackBack(0) | TankMania | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

万物の霊長

 本日は世界で一番成功している生物について熱く語りたいと思います。思えば人間も、地球のダイナミズムに関して多大なる影響を及ぼしているのは、近年の環境対策のような世界的な流れに象徴されるものですが、このたび紹介する生物はなにせ世界一でありますから、そのダイナミズムたるや、筆舌に尽くしがたい。しかし、少しでもこの熱気が読者諸君に伝われば幸いである。

 さて、その生物は食物連鎖のトップというわけではなく、それどころか、体長は最大で6cmほどであると見積もられている。ここまでいって、諸君らが想像する生物、その生物が地球でもっとも成功した生物だろうと、多くの人が見当をつけるその生物もまた、見当違いであると宣言しておく。今回紹介する生物は意外にも聞いたことがない人がほとんどであると思う。生息域も狭くはないが、地球で一番にはふさわしくないほどつつましいものとなっている。

 その生物の名は「ナンキョクオキアミ」だ。諸君らはバイオマスという指標をご存知だろうか?個体数*質量の値のことをバイオマスという。実はこのナンキョクオキアミは、バイオマスが地球で一番でかい。ということで今回、世界一の生物と呼ぶことにする。

 ナンキョクオキアミは、オキアミ目に属する動物で、南極海周辺にのみ分布する。標識再補技術(ある固体にマーキングして、その固体の移動範囲を調べる技術)が、ナンキョクオキアミが小さいために確立されておらず、移動パターンはまだまだ判明していない。

 ナンキョクオキアミは13-20日ごとに外骨格を脱ぎ捨て脱皮する。一般に脱皮というと成長するときというイメージがあるが、なんとこのナンキョクオキアミは、エサが少ないときには脱皮して小さくなることができる。もうこの辺ですでに熱い。なんという洗練されたDNAであろうか。ちなみに目のみは脱皮をしても小さくならないために、年齢はこの目のサイズを調べることで知ることができる。

 ナンキョクオキアミの食べ物は植物プランクトンである。この植物プランクトン、同じサイズの高等生物は利用することができない。通常であれば動物プランクトンなどが摂食し、徐々に食物連鎖を上り詰めてこのサイズの目に留まる。しかしこのナンキョクオキアミは食べることができるのである。後に詳しく説明するが、南極海にはこの植物プランクトンのパラダイス的な環境が広がっており、ナンキョクオキアミが地上最大のバイオマスを形成する理由は、彼らが植物プランクトンを直接に食するという進化を遂げたためである。
 食物連鎖の話で言えば、このナンキョクオキアミを捕食するのは、魚やイカといったサイズのものから、アザラシ、そして鯨にいたるまで実に多様だ。このサイズから鯨という巨大なサイズに一気に食物連鎖がジャンプするのも、ナンキョクオキアミが膨大なバイオマスを形成しているためだ。膨大な植物プランクトン、それによる膨大なナンキョクオキアミ、そして鯨。このような食物連鎖のジャンプがこの海域で確認できるという点でも、神秘的な熱さを感じざるを得ない。
 経済的なはなしに置き換えれば、いわゆるロングテールの話しと同様であって、膨大な個々の塊を束ねてしまえば、直接その上に大きなビジネスが直結するというまさにそのものが、生物界においては太古より行われてきたわけなのである。

 wikipediaから引用する。「全世界の水産資源のうち、魚類、貝類、甲殻類、頭足類、プランクトンなどの合計量は、年間約1億トンであるのに対し、ナンキョクオキアミ単独の年間生産量は1億3000万トンから数億トンと見積もられている。」この圧倒的なバイオマスを想像することができるだろうか。

 さて、話は植物プランクトンへと移る。実はこの南極海は、太陽エネルギーが生物のバイオマスに変換される率(光合成が行われている密度)が、地球上でトップクラスに高い。他にはアマゾンの流域など、栄養の豊富な地域が上げられるが、南極海のすごいところはその面積で、他の地域と比較にならないほど広大となっている。なぜ何もない南極海で、熱帯雨林と同程度の生産性があるのかといえば、南極大陸の沿岸で深海域から沸きあがる海流は、世界中の海を渡って南極海へたどり着いたもので、しかも深海であるため豊富な栄養塩を含んだまま、南極海まで運ばれている。いうなれば地球という池の、池さらいをした栄養素が南極海に集まっているということだ。(池さらいをした泥は、栄養が豊富なため堆肥として用いられる)このダイナミズムは熱い。
 この栄養豊富な水と、氷、長い日照時間が植物プランクトンのパラダイスを築いている。



 ここからは仮説に移ることにする。
 膨大なバイオマスで、植物プランクトンを食料としているが、我々が糞尿をするのと同じく、このナンキョクオキアミも食べかすを巻き散らかす。それは植物プランクトンによって作られた炭素などであるが、炭素は重く、糞として出された後海中へと沈んでいく。ナンキョクオキアミの個体数からみて膨大な炭素を南極海へ沈めているはずだ。この膨大な炭素は海底につもり、やがて海の圧力によって海底深くのさらに奥、地底へとしみこむことになるのではないかと思う。そう、ナンキョクオキアミの長い長い年月をかけた活動により、石炭、そして石油が作られているというわけだ。
posted by Setsuna at 18:42| Comment(43) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たんすの中から4話

 おいしいね。
 笑う。

 ねー。
 笑う。

 ミーが作ったのは味噌汁だった。山の幸をぶつ切りにして、油揚げもぶつ切りにして作った具沢山の味噌汁。器用なものである。

 作ってる途中でね。うふふ。油揚げ半分つまんじゃったの。
 笑う。

 ねー。
 笑う。

 ところで・・・
 まつたけは切り出す。

 これから俺はどうなるんだ?

 考え込むミー。

 沈黙

 ミーはかぶりを振り、決心したように喉を鳴らした。
 これからあなたは、組織の人間に一日一回、1時間ほど検査を受けることになるわ。そして、これまでのケースだと長くて3ヶ月、短くて10日、組織の人間はこう言うわ、「また、違った」と。最後の姿も、そしてその後の姿も、私は見せてもらってないの。でもね、これまでの茸たちはどれも表情を作ることができなかった、笑えなかった。言葉を話せない茸もいた。今回は・・・今回こそは・・・

 まぁまぁまぁ・・・
 二の句が継げない。




 これからのことは分からない。とまつたけは思う。しかし、俺の人生いつもそうではなかったか。一寸先は闇。どうやらたんす以前の記憶は消されているようだ。さながら人生新参組といったところか。これから、謎の宗教団体に解剖でもされるのだろうか、おいしく召し上がられてしまうのだろうか、しかし、目の前のリスクを心配しすぎるがあまり、たんすに篭っていてはこれまでと同じではないか。珍しくまつたけは前向きだった。ミーがこっそり入れたワライタケだけのせいではあるまい。

 ミー、俺、真剣に考えたんだ。
 まっすぐにミーを見つめるとまつたけは声を落として話しかけた。

 きもっ。
 ミーのつぶやきは幸い、興奮して目を真っ赤にしているまつたけの耳には届かない。

 ここで、ミーと一緒に・・・
 そこまで言いかけたとき、重さ数トンはあろうかという巨大な扉を、見たこともないような重機が押し開け乗り込んできた。

 とうとう見つけたぞ!
 重機の中の男は叫ぶ。

 宇宙銀河広しといえどこの名を聞いて恐れぬものはなし・・・今ここにmeけんざん!!!!!!111
 言うが早いが、謎の男は輪ゴムテッポウでミーの急所を打ち抜いた。

 ミー!!!!!11

 なお高いテンション、下がらないボルテージ。この男は自己紹介を始めた。

 我が名はセミコロン教授、マギー研究所の悪事について長年研究をしてきた。昨晩、君を引きずるマギー研究所のメンバーと思しきミーを発見し、meはそのあとをつけた。普段はまかれてしまうのだが、此度は君を引きずった後が血みどろになっていたために、明け方の捜索でこの場所を特定したというわけだ。誘拐の現行犯と、そして正当防衛の名義で今、ミーを射殺させてもらった。もう安心だから、世界に平和が戻ったから、youも安心して、今晩はうちに泊まりなさい。
 満足げにまくし立てる。

 どうしてこうなった・・・
 憤るまつたけ。

 と、一部始終を見ていた白衣の男。一目散にトイレに駆け込むとそこで、吐いた。
posted by Setsuna at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 変体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

たんすの中から3話

(ここはなにを研究しているところなんだ・・・)あたりを見渡すと、がらんどうの大きな空間が広がる倉庫のような場所だ。上を見るとチェーンの先端にフックがついたようなものや、採光用の窓がある。壁は白、床は緑色でゴム製。何かの工場跡地を倉庫として利用しているのだろうか。まつたけは残り少ない髪の毛でここまで考えた。

 ここは研究所とは名ばかり、マギー財閥の節税のために作られたペーパーカンパニーの所在地として登記してある、ただそれだけのための場所。
 ミーはいう。

 まつたけはビックリした。この猫は心を読めるのか。三又か。などと思いつつ猫の手元を見ると、「はじめての方への応対マニュアル」と記載された紙がある。猫はこれを読んでいるだけのようだ。

 そもそも、マギー研究所の起こりは1800年代に始まる東インド会社のスエズ運河建設に関わる人材調達会社として発足s・・・
 猫はその後この原稿を噛み噛みで30分にわたって読み上げた。

 どうしてこうなった・・・
 誰に言うともなくつぶやく。

 我々マギー研究所は、あの家から定期的にまつたけが運び出されているのを、あの家に派遣しているゴキブリからの情報で知っていた。それと同時に、あの家の住人が一定期間ごとに入れ替わって生活していることも分かっている。本人は気づいていないという点で、我々マギー研究所の興味を引いた。マギー財閥は元々クランと呼ばれる宗教法人に端を発しているため、行動学的な情報は特に慎重に分析することを伝統としている。また、まつたけの栽培という前人未到の分野であることも、今度の大統領選出馬する我々の資金源として有効であるとの採決が下された。
 これまで、あの家からは4度のまつたけの奪取に成功している。こちらの被害は10。けして小さくはないが、大きくもない。それほど貴重な情報を我々にもたらした。

 前の3体はどうなった・・・?
 まつたけは聞く。

 シャラップ!!!!111
 ミーは牙をむき、目をむき、吼えた。あの、ほら、猫ってすごい興奮すると、口とかすごい開いて結構怖いじゃん?毛とか逆立って。そんな感じになってる感じ?

 まつたけは混乱して髪の毛をちぎって頬張る。とてもおいしかった。

 ちょっと待ってね、今おいしいもの作るから。
 ミーはそういうと冷蔵庫を開け、おいしそうなきのこを取り出した。

 食べ物は人の心を和ます。
posted by Setsuna at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 変体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

たんすの中から2話

まつたけは考えた、俺はどこにいくのだろう。
そう、彼は生きていたのだ。猫に引きずられながら・・・

 ここで猫について説明しなければなるまい。水分が抜けたとはいえ10キロのまつたけを持つ猫。仮の名をミーとしておく。ミーは老猫で、この界隈では有名なネズミ捕りの名人である。名前はまだない。何歳なのかは分かっていないが、町の生き字引のいうところによると30年前、終戦直後のこの町に来たのが最初だという。ヴィジュアルは当時からまったく変わっていないらしい。体重は軽く30キロはあり、身長は小学生の高学年ほどもある。ミーはねずみの巣食う家を見つけると突進し、その家のねずみをあらかた退治するということで、近所ではありがたがられている。あまりにもねずみが多い場合は、ミーの猛攻によって家は倒壊するが、そういうボロ屋がこわれるということで、これもまた近所の町の金持ち連中からは好かれる理由となっている。
 殺鼠剤入りの毒饅頭を主食とするミーは、ラスプーチンではないかと噂されるが、外見はどう見ても猫のため、この説を唱えたセミコロン教授は近所ではヤバイやつだと思われている。

 さて、この猫はまつたけを咥えると、さすがに今までのまつたけよりは重いなあと思いつつ、なるべく顎が疲れないように運んだ。したがって、粗いアスファルトによってまつたけはみるみるうちに削れてしまった。
 3割ほど削れたところでまつたけは「痛い」と思った。人間らしい感情が戻ったのだろう、途端にあたりが明るくなった。そう、なくなっていた目が、厚い脂肪がこそげ落ちたことによって復活したのだ。右目があった位置はやや削れ方がひどく、目らしいものは見当たらなかったが、当の本人はまったく気づいていない様子だった。それぐらい衝撃的な映像が広がっていたのだ。

 なんぞこれ・・・
 まつたけはつぶやく。

 ここはマギー研究所。
 ミーは答える。

 やめーやwwww
 まつたけは久しぶりに笑った。

 ここから二人の共同生活が始まるんだなあという、暖かな気持ちに包まれたところで、太陽がゆっくりと地平線から昇り始めた。
posted by Setsuna at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 変体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

たんすの中から

たんすを開けたらまつたけがいた。

俺の場所だと怒ったら、どうしてこうなったといいながら降りてきた。

やったと思って、襟首をつかんで引きずり出した。襟は黄ばんでいた。

体重は20キロもなかったと思う。やわらかかったし。
骨ばっているわけではなかった。

一瞬目があった気がしたが、気のせいだった。まつたけは顔のところが傘になっていて、目はあとで探してみたらなかったし。
光っていた気がしたんだけど。

階段も引きずって一緒に降りた。
内装はのび太君の家とまったく同じだったような。キテレツの家だったかもしれない。

急いで縦に裂いて火であぶってみた。
端っこがチリチリ焼けて少しもったいなかった。黒くこげたところは、発がん性物質だろうか。

そろそろいいだろうと思ったら、隣の猫が全部持っていった。10キロもあるのに・・・

仕方がないから、たんすで寝た。

長いこと寝ていると、だれかがたんすを開けた。

俺の襟は黄ばんでいた。
posted by Setsuna at 04:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 変体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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